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2025.09.02

大人のための優秀脱染アイテム3選!コスパ・リフト・ダメージ完全検証

脱染3選


「脱染、どれを選べば正解?」――そんな現場の悩みに、徹底検証で答えます。
明るい白髪染めや脱白髪染めなど、大人のためのデザインカラーを依頼をされても、ベースとなるグレイカラーを脱染しないとキレイな仕上がりにはなりません。
G SELECTは、ぐサロンワークで本当に使える3タイプのグレイカラー用の脱染方法を厳選。コスパリフトダメージ感の3軸で、同条件・同工程の比較検証を行いました。

  • ブリーチに抵抗のあるお客様にも勧めやすい低ダメージ
  • 徹底したコストパフォーマンス
  • 手持ちのブリーチで完結できる選択肢

以上のニーズに応えるべく、数ある脱染剤から3ブランド×2剤の組み合わせを選出。大人女性の健やかな髪と一生デザインを楽しむために!脱染は必須のテクニックです。
おススメの脱染剤とその気になるその性能を徹底比較しました。



目次
脱染剤 優秀3アイテムのご紹介
①とにかくコスパで勝負ならこれ!
②髪に最も負担をかけないならこれ!
③手元のブリーチでできる脱染ならこれ!
大人カラーを想定した2種類の検証方法
①脱染の本来の性能を検証|黒髪のリフト力チェック
②明るい白髪染めの前準備に|グレイカラー×新生部検証
検証結果
①コスト比較
②リフト力検証
③手触り感
脱染剤3選 比較のまとめ


脱染剤 優秀3アイテムのご紹介

脱染における優先度は美容師さんにとっても様々。
重視するポイント別でGSELECTがベストとおもわれる3ブランドの組み合わせをピックアップしました



①コスパと使い勝手で勝負!|b-ex シークレンザー

脱染はブリーチとちがい、変化が少ないためお客様に説明しづらく、結果的にメニュー料金に反映しづらいというサロン様も多いのではないでしょうか?

そういう方はコスパがよい脱染剤が欲しいところですよね?

おススメは b-exのシークレンザーです!


  • 脱染に必要な穏やかなリフト力
  • 必要最小限の過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムで脱染ムラを抑制
  • ハイトーンアンダーやダメージ毛への負担を抑えるPLEX配合


一緒に使用する2剤はこちら



②ダメージを極力抑えて髪をしっかり保護!|イルミナカラーライトニングシステム

ブリーチしたくない、でも明るくしたい!そんな方専用に開発されたイルミナカラーライトニングシステム

「ダメージレス」を自信をもってうたっていただける設計になっています。

  • ライトナーより明るくなり、ブリーチよりダメージしない
  • ブリーチに抵抗感のある方に、デザインカラーが提案できるようになる
  • 透明感あるカラーが実現できる



さらにダメージレスを実現すべく、トリートメント効果もあるこちらの2剤を今回は仕様します。



③手元のブリーチでできる低ダメージ脱染|アリミノブリーチオキシ1%

脱染や低ダメージブリーチは提案したいけど、頻度もそれほどないからいつものブリーチでなんとかしたい!

美容師さんには以外と多い声ではないでしょうか?

そんな方に2剤をアリミノブリーチオキシ1%にかえるだけで脱染ができるプランです。

  • 脱色・脱染力を最低限に制御するブリーチ用2剤
  • 適度な反応や塗布時の摩擦を軽減
  • アルカリや金属反応を抑制する酸性アミノ酸を使用したケア成分配合


今回の検証では「美容師さんが最も使っているブリーチ」アリミノ120を使用します!



大人カラーを想定した2種類の検証方法

今回の検証は大人カラーを想定した2種類の検証方法を実施します。

脱染の本来の力を確認する検証と、明るい白髪染めを施術する前準備としての脱染ケースを想定した検証です。



脱染の本来の性能を検証|黒髪のリフト力チェック

ブリーチと脱染の違いは何なのでしょう。

実際にはリフト力の弱いブリーチ=脱染 ということなのですが、髪のメラニンは分解しないで染料のみを落としてくれるのが理想ですよね!

なのでバージン毛を想定した黒毛束を用意して、3種類の脱染剤がどれだけ穏やかなリフトになるかを比較します。

黒毛束

明るい白髪染めの前準備に|グレイカラー×新生部検証

2つ目の検証は実際のケースを想定したものです。

白髪50%の毛束に対して6Lvのブラウン系グレイカラーを半分だけ塗布

これでグレイカラーが一定期間経過した後の新生部と既染部を再現します。

ここから明るい白髪染を実施するために3種類の脱染をして、専用の落ち方・リフト・手触りを比較します。

50%白髪毛束に6CB塗布



検証!3種類の脱染方法

それでは前段が長くなってしまいましたがいよいよ検証結果の報告です。

塗布の様子
放置の様子

コスト比較

その前にコストの比較を先にしておきましょう。

今回は脱染剤10g×オキシ20gの共通条件で検証しています。


①シークレンザー×スロウ アッシュ OX 3%

55円+24円=79円


②イルミナカラー ライトニングシステム×クリームディベロッパーTR AC 1.5%

53円+55円+28円=136円


③アリミノブリーチ120×アリミノブリーチOX1%

76円+30円=106円


ということでコストについては一番安いシークレンザーを1とすると

  • シークレンザー施術 1
  • アリミノブリーチ施術 1.34倍
  • イルミナカラーライトニング施術 1.72倍

という結果になりました!



リフト力検証

では実際に施術してリフトや脱染の状況を検証しましょう。

すべての毛束を同じ室内条件で20分間放置した後ドライした毛束の状態です。




①シークレンザー×スロウ アッシュ OX 3%

■黒毛束検証

シークレンザー 黒毛束脱染

リフトレベル:12.5Lv

■グレイカラー検証

シーククレンザー グレイ毛束脱染

リフトレベル:12.5Lv
染料の除去具合:


②イルミナカラー ライトニングシステム×クリームディベロッパーTR AC 1.5%

■黒毛束検証

イルミナライトニング 黒毛束脱染

リフトレベル:10Lv

■グレイカラー検証

イルミナライトニング グレイ毛束脱染

リフトレベル:10Lv
染料の除去具合:


③アリミノブリーチOX1%×アリミノブリーチ120

■黒毛束検証

アリミノブリーチ 黒毛束脱染

リフトレベル:12Lv

■グレイカラー検証

アリミノブリーチ グレイ毛束脱染

リフトレベル:12Lv
染料の除去具合:


リフト力検証まとめ

3種類とも染料の残留などはなく、リフトの違いだけがありました。

  • イルミナカラーライトニング施術 10Lv
  • アリミノブリーチ120施術 12Lv
  • シークレンザー施術 12.5Lv

シークレンザーよりブリーチ剤×1%オキシのほうがリフトしなかったのが意外でした。

アリミノブリーチオキシ1%、優秀ですね!



手ざわり感

ダメージの比較については若干主観が入ってしまいますが

施術直後の手触りについて、これまで様々なブリーチを検証してきた弊社インストラクター複数名の生の声でまとめてみました。

  • イルミナカラーライトニング施術:ダメージ感:★やわらかみを感じる手触り
  • アリミノブリーチ120施術:ダメージ感:★★★ ややざらつきあり
  • シークレンザー施術:ダメージ感:★★★★ 少しざらつきを感じる

以上の結果となりました。

リフト力検証とおなじく、手触りとしてもイルミナライトニングシステムが優れていることがわかりました。



脱染剤3選 比較のまとめ

検証結果はいかがでしたでしょうか?

今回は数あるブリーチ・ライトナー・脱染剤から特に優位性のある3アイテムを選びました。

どれもおススメの施術なのですが3種類の脱染方法を検証してみた結果は以下のとおり


①シークレンザー×スロウ アッシュ OX 3%

コスパで選ぶならまずはこれ

脱染剤として提案するにはすこしリフトとダメージが気になります。

大人カラー用の施術として考えるのであれば他のアイテムを選んでもよいかもしれません。


②イルミナカラー ライトニングシステム×クリームディベロッパーTR AC 1.5%

ダントツのダメージレス・手触りの良さ。

リフトもすくないため大人カラー用の脱染ではもっともおススメできるのではないでしょうか?

コストはかかりますが、髪の将来を見据える大人女性には高付加価値メニューとして提案できる品質です


③アリミノブリーチOX1%×アリミノブリーチ120

脱染剤をふやさずにブリーチでダメージ低減の脱染にチャレンジする。

その選択肢はアリミノブリーチOX1%で全然アリ!ということが分かりました。

剤をふやさず2剤だけで安心して脱染施術ができますね!


おまけ ボンディング剤の併用でさらに髪への負担軽減

大人女性向けの施術でもう一つ有効なのが髪にハリコシを与えるボンディング剤

GSELECTでは次の二つのアイテムが本当に髪のはりこうぃを与えるアイテムとしておススメしています。


OLAPLEX

ファイバープレックス No.1&2



アバター画像Author:亀山 成規