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2025.10.20

“白髪ぼかし「育てる」ハイライト”のポイントとおススメカラー&レシピ5選

年齢とともに増える白髪を、無理に隠し続けるのではなく、デザインとして生かす。
そんな発想の転換が、今のサロンワークでは確かな成果を生んでいます。
細いハイライトで白と黒のコントラストをやわらげることで、根元が伸びたときの“線”が目立ちにくくなり、来店サイクルのストレスも軽減。
さらに、段階的に立体感を「育てるハイライト」はダメージや時間の負担を抑えながら、満足度とリピートの導線を強くします。
この記事では、ホイルワークを少枚数で時短×低負担を叶える「育てるハイライト」、カウンセリング〜次回提案までの運用、そしてオルディーブ クリスタル ハイブライト・VillaLodola クリアヴェール・エドルDCカラー・イルミナカラー・カラーストーリプライムの実用レシピを具体的にご紹介します。


目次
白髪ぼかし「育てるハイライト」のメリットと特徴
育てるハイライトのメリット
育てるハイライトのデメリット

育てるハイライト プレ&アフターカウンセリングの手順
プレカウンセリング① 潜在的な希望明度を引き出す
プレカウンセリング② 素材の確認
プレカウンセリング③ 白髪に対してのお悩みの確認
プレカウンセリング④ 必要性の説明
アフターカウンセリング① 仕上がりの確認
アフターカウンセリング② 次回メニュー提案
アフターカウンセリング③ 次回予約提案

育てるハイライト 技術のポイント
ハイライト入れ方の手順
ホイルワークの注意点

白髪ぼかしハイライトにおススメのカラー剤 5選
オルディーブ クリスタル ハイブライト(ミルボン)
VillaLodola クリアヴェール(ミルボン)
エドル ディープクリアカラー(ルベル)
イルミナカラーアースコレクション(ウエラ)
カラーストーリープライム ハイブリッドタイプ(アリミノ)


白髪ぼかし「育てるハイライト」とのメリットと特徴

白髪ぼかしハイライトイメージ写真

初めて入れる場合は最低3回コースで設定、その都度ハイライトを入れる場所を変えるのでより立体感のある髪色を楽しめます!


育てるハイライト、3回の流れ

育てるハイライトのメリット


  • 髪への負担を低減し、お客様とヘアケア力が共有できる。
  • ブリーチや脱染する箇所を最小限にし、髪への負担を極力抑えることができます。
  • 例えばリピート時にヘアケアが追い付いていないと感じた場合はホイルを入れないジャッジもできます。
  • 髪の状態を見てその都度ヘアケアの提案やデザインの提案をすることが可能です。


育てるハイライトのデメリット

育てるハイライト 施術イメージ
  • 1回の施術 1日で完成させたい方には不向き
  • 目安として7レベル以下の白髪染めを繰り返している方は、先にブリーチやティントクリアで白髪染めを剥がす必要がある
  • くっきりコントラストのきいた派手髪風のデザインはできない
  • 完全に白髪を染めきることができない
  • セルフカラーを行う方には施術できない


育てるハイライト プレ&アフターカウンセリングの手順

ブリーチや脱染剤などワンメイクカラーとくらべ髪のダメージがあるハイライト。
初めてトライするお客様は不安感を持たれている可能性があります。
また3回から4回で完成する「育てるハイライト」は次回予約が必須です。
事前と事後のカウンセリングでしっかりと、その必要性や次回施術の内容などを伝えましょう。


プレカウンセリング① 潜在的な希望明度を引き出す

ダメージを気にしなければ、どれくらいの明るさにしてみたいか、白髪の目立ち・馴染み具合がどれくらいまで大丈夫そうかの確認をすることで、お客様が潜在的に求めている明度を確認しましょう。



プレカウンセリング② 素材の確認

  • 残留の有無
  • パーマやカラーの履歴
  • 白髪率
  • コテやアイロンの頻度
  • ホームケアアイテム

ご要望のカラーを叶えるために、メニュー選定や薬剤選定に関わる項目のヒアリングを行います!



プレカウンセリング③ 白髪に対してのお悩みの確認

白髪に対してのお悩みや気になることを確認します。>
ボリュームやウネリなど、具体的な例を挙げ、お客様自身にお悩みを口に出していただくことでご自身の髪の悩みを再確認していただきましょう。
提案のヒントにつながるはずです。


プレカウンセリング④悩みを解消するためのハイライトの必要性を説明する

これまでのヒアリング結果をふまえ、ハイライトの必要性を説明します。
提案するうえでハイライトありとなしのメニューについてのメリット・デメリットを整理しておきましょう。


アフターカウンセリング①仕上がりの確認

施術終了後はプレカウンセリングでお客様から聞き出した悩みやなりたい印象を引き出しながら仕上がりの変化を伝えましょう。


アフターカウンセリング② 次回メニュー提案

ハイライトの量で次回はワンカラーでいくのか、次回も少しだけ入れるのかなどデザインにあわせて次のおススメメニューをお伝えし、お客様のワクワク感を高めましょう。


アフターカウンセリング③ 次回予約提案

日数経過でどれくらい色落ちするのか、変化のイメージを伝え、メンテナンスに最適な来店目安をお伝えしましょう!


育てるハイライト 技術のポイント

お客様によって必要枚数は異なりますが、この記事では最も少ない枚数で実施する育てるハイライトの1回目から3回目の配置手順例をご紹介します。



ハイライト入れ方の手順

■1回目

初回はセンターに6枚程度配置します。

育てるハイライト1回目例
■2回目

2回目はサイドに2枚づつ、表面に2枚配置

育てるハイライト2回目例<br />

■3回目

3回目は表面には入れずにトップに4枚

こめかみ後ろ部分に1枚づつ配置

育てるハイライト3回目例

ホイルワークの注意点

ホイルワークイメージ
  • エイジング毛(ちぢれ毛)が出やすい部分には入れない
  • ハイライトは髪が伸びると太く見えるので極薄チップを意識する
  • 白髪が多い所には入れない
  • ハイライト部分はマックス14レベル位までで設定する


白髪ぼかしハイライトにおススメのカラー剤 5選

それではここからGSELECTが厳選する、おススメカラー剤と代表レシピをご紹介いたします!



オルディーブ クリスタル ハイブライト(ミルボン)



オルディーブクリスタルハイブライトを使った白髪ぼかしハイライトの特徴
  • 明るい染まりを叶えながら刺激やダメージにも配慮!
  • ファッションカラーのような彩度と透明感を実現!
  • 発色と髪へのダメージ低減を両立するオイルオキシ「OC2.4」
  • 時短&染まりUPを叶える「クイックブースター」




おすすめレシピ例


  • 根元:染まりを上げるためクリスタルにクイックブースターを10%プラス

    トープグレージュ(c9-tpGG)+クイックブースター(QU)10%
  • 既染部:2剤に OC2.4(オイルオキシ)を使用し、艶と透け感をキープ

    ロイヤルベージュ+OC1.4 でダメージを抑えながらツヤ感UP!!


VillaLodola クリアヴェール(ミルボン)



ヴィラロドラクリアヴェールを使った白髪ぼかしハイライトの特徴
  • 92%天然由来・イタリアのオーガニック機関の認証を得た唯一のカラー剤
  • クリアベージュはオキシ2倍溶き。頭皮刺激を抑えながら最大12Lvの表現が可能
  • シアバター配合・アンモニア揮発による刺激臭をおさえる
  • 顔色を明るく見せる、豊富なベージュ系ラインナップ


おすすめレシピ例
クリアグレージュ
クリアグレージュ施術イメージ
  • 根元:11CBG/p : 5CBG/p = 3:1 ➡ 9-CBE/c OX5.5
  • 中間~毛先:11CBG/p OX2.5%
  • ブリーチ水洗後、毛先の薬剤を乳化中に揉みこみ


エドル ディープクリアカラー(ルベル)



エドル ディープクリアカラーをつかった白髪ぼかしハイライトの特徴
  • 従来のグレイカラーのみでは今までできなかった透明感グレーカラーが可能に。エドル特有の効果的に赤みを消す力が黒髪と白髪との融合、ブレンドをより一層可能にできる。
  • ファーストグレー世代からの悩みの『エイジング』に対してダメージレスに施術をできることで、『生涯顧客』を作りやすい。
  • 加減法で作られているDCカラーを使うことで黒髪を格段にリフトアップしやすく、白髪とのコントラストをダメージレスに近づけることができる。



おすすめレシピ例
edol DC レシピ
ハイライト①

エドルブリーチ 6%×2倍

エドルブリーチ6%2倍

赤みを消しやすいブリーチで白髪をぼかすためにしっかりと明るく


ハイライト②

SBe : C (10 : 1) 6%×2倍

ブリーチハイライトが多すぎるとダメージにも繋がるので、カラー剤でできる限り明るいDCカラーのSBeをメインカラーにリフトと同時に浮き出てくるメラニン色の赤からオレンジをDCカラーのコバルトを10%ミックスすることで赤みを消しながらダメージレスにリフトアップ。


ローライト

エドルMT7 : B-5 (3 : 1) 4%

白髪ぼかしのために繰り返しハイライトをし続けると、どうしても褪色が気になる方が多いので、褪色カバーとしてローライトを入れることで褪色後のカラーもコントロール


シャンプー台トナー

B9 : Pe9 = 3:1(2%)

ブリーチハイライトで明るくしながらもブリーチ特有の黄ばみを消してベージュ系に仕上げる。Bでベージュの色味に、Peの染料内の紫でやわらかさと補色をプラス。



イルミナカラー アースコレクション(ウエラ)



イルミナカラーを使った白髪ぼかしハイライトの特徴
  • ダメージを最小限に抑え、若々しいツヤを取り戻す。
  • ブルーバイオレットベースで黒髪部分に透明感をもたせ白髪とのコントラストをなじませられます。
  • トリルミナバランス処方が白髪と黒髪をハイライトのようなデザインに見せてくれます。
  • 赤みオレンジみの嫌なブラウンではなくツヤと透明感を帯びた若見えベージュに褪色します。




おすすめレシピ例
Before<br />
AFTER

アース6:オーキッド12(8レベル仕上がり)

  • 放置時間はしっかりと!(自然放置30分~40分が目安です)
  • 塗布量は白髪染めの時と同程度がおすすめです!(特に白髪が目立つ部分にしっかり塗布)
  • 根元には6%のイルミナ専用2剤を使用しましょう。(毛先にも白髪が浮いて目立つ場合は6%を、なじんでいる場合は3%でもOK!)


カラーストーリープライム ハイブリッドタイプ(アリミノ)



カラーストーリープライムを使った白髪ぼかしハイライトの特徴
  • 髪の芯部までしっかり染まる設計
  • デザインをコントロールできる豊富なラインナップ
  • ファッションカラー感覚で楽しめる「寒色系」の白髪染めハイブリットタイプ
  • 既染部に活かせるライトナーライン



おすすめレシピ例

根元:染まり・透明感・褪色後の赤味がでない、かつ白髪もしっかりなじませる

NG(ニュートラルグレイ)+NB(ナチュラルベージュ)=5:1

中間~毛先:残留ティント対策・透明感・ダメージを少なく処理できる

「明るくしたい方」ベージュライトナー/「赤味を消したい方」グレイライトナー

根元は透明感を感じながら、白髪もしっかりとなじませるハイブリットタイプ×ベーシックグレイのMIX、さらに既染部はダメージも考慮しながら残留ティントも対策できるライトナーラインを活用して、ファッションカラーのような色合い・褪色が楽しめます。


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アバター画像Author:亀山 成規