【アルティスト/2022年春の新色】髪の芯へのアプローチで最高の色持ち・発色とダメージ軽減を

2022.03.23

【アルティスト/2022年春の新色】髪の芯へのアプローチで最高の色持ち・発色とダメージ軽減を

カラー剤
Author:高田ゆりか

街を歩いていると、あざやかな髪色や個性的な髪色など、ハイトーンカラーを楽しむ人を見かけることが多くなってきました。

ハイトーンカラーのニーズ増加に伴い、メーカー各社からさまざまなハイトーンカラー向けのカラー剤が発売されています。

しかしハイトーンカラーというと自由な色味を楽しめる反面、
・ダメージが気になる
・せっかく希望通りの色に染めてもらっても、長期間その色をキープできない
などの声を聞くことも多いかと思います。

そこで資生堂プロフェッショナルから発売された「アルティストbyプリミエンス」（以下アルティスト）は、「髪の芯」に着目。
カラーパフォーマンスを追求しながらも、ダメージを最小限に抑えるカラー剤を開発しました。

他製品との比較や商品特徴はもちろん、2022年3月に新発売となる「クリーミーピーチ」と「サンドベージュ」も詳しくご紹介します。

目次: サロン帰りの美しさを保つ3つのテクノロジー; タンパク変性の抑制でダメージから髪を守る; 高いリフト力で髪の芯から美しい発色を; キューティクル表面を固着させ髪色長持ち; さらに色持ちUP！エッセンスドロップ; カラーラインナップ; カラーチャート; こだわりの香りで施術中～後も快適; サステナブルなパッケージで環境に優しい; 使用方法; メニュー例

サロン帰りの美しさを保つ3つのテクノロジー

アルティストには資生堂が独自開発した3つのテクノロジーが採用されています。

・発色力を高めるマイクロオイルイン処方
・色持ちをよくするラスティングプロテクションベール
・ダメージのケアをするスムースケアテクノロジー

ではそれぞれのテクノロジーがどのような効果をもたらすのか詳しくご説明します。

タンパク変性の抑制でダメージから髪を守る

スムースケアテクノロジーは毛髪の芯部で発生する「タンパク変性」を抑制するしくみです。
イノシットという成分がマトリックスへのアルカリの侵入を防ぐことでタンパク変性と凝集を抑制します。

毛髪内部のイメージ図

タンパク変性とは？

毛髪内のタンパク質はSS 結合・水素結合・疎水結合・イオン結合などにより、タンパク質の構造を保っています。

高温の熱処理やアルカリ剤処理により、各結合が切れたり変化したりするとタンパク質の分子形状と性質が変化します。

タンパク変性のイメージ

この変化をタンパク質の「変性」や「凝集」と呼びます。
変性と凝集の違いは下記の通りです。

■変性
ダメージによって構造が動くと毛玉のように絡まること。

■凝集
変性からさらに状態が進んで、絡まって固まった状態。

タンパク変性の原因は熱だけではない

「タンパク変性」と聞くと熱ダメージによって起こるものと思われる方も多いのではないでしょうか？
実はタンパク変性は「高温による変性」と「pHの変化による変性」の2つがあるのです。

高温による変性

タンパク質は熱が加わると動きが活性化されます。
そして動き回ったタンパク質が絡まり、そのまま固まってしまうのです。

高熱による変性のイメージ

pHの変化による変性

アルカリ処理を行うとタンパク質のイオン性がマイナスに傾きます。
そうするとイオン結合していた部分が切断・反発・新たな結合を作るなど、タンパク質に動きが現れます。

そして熱による変性と同様に、タンパク質が絡まって固まります。

pHの変化による変性のイメージ

タンパク変性が起きるとなぜだめなの？

タンパク変性（凝集）が起きると、髪の毛にダメージホールという空洞ができます。

この空洞は以下のようなトラブルを引き起こします。

髪強度の低下
毛髪のゴワつき
カラー時の染まりムラ

そしてタンパク変性が起きた髪は二度と元には戻りません！

そのためできる限りタンパク変性が起きないようにすることが、髪へのダメージ軽減へとつながるのです。

高いリフト力で髪の芯から美しい発色を

マイクロオイルイン処方はアルカリ量を抑えながら、髪の芯まで効率よく染料を届けるしくみです。

マイクロオイルイン処方のイメージ

髪の表面の隙間を密閉することで、少ないアルカリ量でもメラニンがしっかり分解されて高いリフト力を発揮します。
また毛髪内の水分量をキープし、染料・アルカリ・コンディショニング成分等を効率よく毛髪芯部まで届けます。

リフト力と髪芯部への染色力の高さで、美しい発色を表現します。

リフト効果のグラフと髪芯部への染まり具合

キューティクル表面を固着させ髪色長持ち

ラスティングプロテクションベールは疎水化被膜を形成するしくみです。

ラスティングプロテクションベールのイメージ

毛髪の表面にあるアミノ基と結合し、キューティクルの表面に鍵のようにしっかり固着してバリアのようなものを作ります。

このバリアが髪色をしっかり守り、褪色を抑制するのです。

ラスティング効果による色持ちの比較

さらに色持ちUP！エッセンスドロップ

アルティストはもともと色持ちを高める処方となっていますが、それをさらに高める専用のトリートメントが用意されています。
アルティストと併用で、髪色の持続性と毛髪の強度を高めます。

資生堂: プリミエンス　アルティスト　エッセンスドロップ　60ml　ボトル

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プリミエンス　アルティスト　エッセンスドロップ　200ml　リフィル

プラス電荷を持つアミノ基がアンカーとなって、ネットワーク状のやわらかい被膜を作ります。
この被膜は髪色をより美しく保つと同時に、ヘアカラーによる毛髪強度の低下からも髪を守ります。

ラスティングプロテクションベール（＝疎水化被膜を形成するしくみ）との相乗効果で、さらに美しく輝く髪色に導きます。

▼エッセンスドロップによる色持ちと毛髪強度の違い▼