GAMO KANSAI WEB MAGAZINE

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ガモウニュースVol.72の撮影の舞台裏☆ Garage/Rebecca 池田佳照さん~後編~

Editor

梅村 直顕
梅村 直顕

2015.08.15 Sat

前回に引き続き
『Garage/Rebecca』の池田佳照さんのカバー撮影のメイキング・インタビュー。

後編は、若い美容師さん必見!

クリエイションのヒントとなるようなアドバイスをたくさんいただきました。
それでは、続きをお楽しみください!

ウィッグ作品の場合フィットさせる技術が大事

今は、「明らかにウィッグだ」と見せるのではなく、「これ、人毛?ウィッグ?」と思わせる時代なので、ウィッグを使ったデザインの場合、いかにフィットさせる技術を持っているかが大事だと思います。

モデルさんによっては、ぶっつけ本番で撮影に臨む場合もあります。
今回のモデルさんとは以前も仕事をしたことがあるのですが、撮影当日、久しぶりに会ったので、頭の形がどうであったかまでは覚えていませんでした。

しかし、どのような場面でも、どんなモデルさんでも、絶対にフィットさせることができるような準備とテクニックは必要です。

今回使ったトップのウィッグは、ウィッグを被せていたマネキンの頭のサイズが小さかったのと、モデルさんの地毛も中にあり、だいぶずらしていますが、ずらしたとしても、どこでも合うような状態にまわりをもっていくことによってフィットさせることができるのです。



また、パッと目に入って来た瞬間のバランスも大事です。
バランスが取れていないスタイルは、違和感があるものです。
ファインダーを覗いたり、液晶画面やパソコンのモニターをチェックしながら「ここはいらない」と思うところを修正するための、目は必要になってくると思います。

しかし、そう言われても「バランスって何?」とわからない人もいるかと思います。僕の中の持論では、髪を「球体」とイメージした時にどちらにも傾いていない、転がらないようにすることが、「バランスをとる」ということだと思います。




作品撮りやコンテスト参加は、感覚を養うためのレッスン


美容師としての感覚を養うためには作品撮りや、コンテストに積極的に参加する。そこに対して準備段階として資料を集めるためにいろんなものを見て目を養うことがレッスンになっているし、クリエイティブ意識を高めるためのスタートラインだと思います。

当店のスタッフには、KHAやトレンドビジョンには絶対参加するように言っていますが、もともとコンテストにチャレンジするのが好きなスタッフが集まっているので、モチベーションはとても高いと思います。

撮影を重ねれば、これは、上手くいっている撮影か、上手くいっていない撮影かがわかるようになってきます。

撮影が上手くいったと思っているスタッフには、「これは、ヘア、衣裳、メイク、光のバランスがきちんと取れているからだよ」ということを教えて理解してもらいます。

また、当店は美容学生のお客さんも多いことから、コンサバティブではなく、今回の作品に近いような個性的なスタイルをオーダーされる方が多いのです。

そのような場合、作品づくりで今回のようなアイデアを実践して、こういう前髪が実際にあっても可愛いなと思うことがあれば、サロンワークでお客さんからオーダーがあった場合でも臆することなくデザインを提供することができるでしょう。

お客さんの場合は、撮影と違い、瞬時にアイデアを出さなければなりません。美容師の場合、準備はレッスンしかないのです。


また、普段から色々な美容雑誌などに目をやっていく努力も必要です。
その中で目に留まったものを写メで抑えたりしておくと、なんで自分はこれが好きなんだろう?と残るものがある。それを真似からでもいいので自分なりに作ってみることが大切です。

コンテストで、コピーのような作品を見ることもありますが、クリエイションは自分のイメージを形にすることなので、コピーを作ってはいけないと思うのです。自分が良いと思った作品をヒントに、どれだけオリジナルを入れるか、自分のこだわりを外さないようにするかだと思います。

僕の場合は、「シンプルだけど目を引くもの」をテーマとして追っているので、シンプルに作り過ぎて誰の目にも留まらなければ、それは何の個性もない作品になります。

また、僕らはサロンワーカーなので、どれだけ攻めてもお客さんから支持されるデザインを作らなくてはいけない。自分は賛否両論あるデザインではなく、誰が見てもいいと思うデザインを作っていきたいと思っています。


スタッフが楽しく美容師を続けていけるための環境づくりを


「何のために美容師になったのか」というところは、人それぞれ違うと思いますが、せっかく選んだ仕事なので、若い美容師さんには、必死に這いずりまわりながらレッスンに臨んでほしいし、デザインに対しても貪欲になってほしいのです。

そうなるためにはどうしたらいいか、その過程のほうが大事かなと僕は考えます。Garageはサロンをオープンしてたった7年ですが、色んな出来事があり、その中で自分なりの目標もありました。

僕はスタッフを増やして、お店を増やして、豪華にいきたいなと思ったことは全然なく、普通に人数が増えていったら楽しいなと思っていました。

自分達のスタッフが、Garageで働いていることをステータスだと思ってもらえるような環境をこれからも作っていきます!

 

>>前編はコチラ

 

COVER LOOK BY
YOSHITERU IKEDA_Garage/Rebecca

HAIR/YOSHITERU IKEDA (Garage/Rebecca)
MAKE-UP&FASHION STYLIST/Lie (Garage/Rebecca)
MODEL/SHO FURUYA
PHOTO/TAKUYA OKAMOTO (plus be photo office)
池田 佳照

高津理容美容専門学校を卒業後、3店舗を経て、2009年にGarageを設立。 2015年に2店舗目となるRebeccaをOpen。 メーカー主催のワールドセッションに日本代表として参加経験を持つほか、 全国各地でのセミナー・撮影・コンテストの審査員として活躍。 2011年度、2013年度、2014年度JHAライジングスターオブザイヤーファイナリスト。

 

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梅村 直顕

企画室ディレクター

梅村 直顕

ガモウ関西 企画室 ディレクター。ヘアサロンからメーカー、社内広報物のWEBとグラフィックのディレクション・デザインに従事。

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