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ガモウニュースVol.72の撮影の舞台裏☆ Garage/Rebecca 池田佳照さん~前編~

Editor

梅村 直顕
梅村 直顕

2015.08.12 Wed

先日発行されたGAMO NEWS Vol.72、お手元に届き始めていますでしょうか。
今号のテーマは、EARTHLY PARADISE(アースリー・パラダイス)。

地上の楽園という意味です。

カバー&グラビアページは、 関西を代表して
『Garage/Rebecca』の池田佳照さんに手掛けていただきました!

それでは、カバー撮影のメイキング・インタビューから前編・後編にわけてお届けします。

Garage/Rebecca池田佳照さんがイメージするEARTHLY PARADISEとは

「EARTHLY PARADISE」というテーマ。「リゾート・ナチュラル・ボタニカル・鳥・昆虫・パステルカラー・リラックス」というイメージキーワードをいただき、そこからイメージを膨らませていきました。

今回は、季節が夏ということもあり、リラックス感を意識してリラックスする色とは、どんな色なのか、形はどんな形なのかを考え、鳥・昆虫というキーワードから、動物的な動きや形も表現してみようと思いました。


□表紙作品

 


□コンテンツページの作品

 


□見開き右

 


□見開き左

中面(右)のスタイルは、鳥や昆虫の羽根や触覚などの要素を形で出しています。 表紙とコンテンツ、中面(左)のスタイルは、柔らかさやリゾート的な色。髪の毛の動きは、あまりしっかりとは出さずに、そのままの流れや跳ねを活かしています。

テーマとして、2作品はつながっていますが、形をしっかり構成しているスタイルと形を崩しているスタイルという違いでみせています。

 

池田流 デザイン構成の極意!

デザイン構成をする時、僕はデッサンを描いたり、イメージ画像をピックアップして準備するようなことはあまりしません。

頭の中ではイメージしているのですが、夏休みの宿題をギリギリにやるタイプなので、アシストしてくれるスタッフには前々日ぐらいに大まかなイメージを伝えています。スタッフからしたら、無茶ぶりですよね(笑)。

作品づくりにおいては、人毛は人毛の楽しさがあって、ウィッグにはウィッグの楽しさがあるので、どちらももちろんあり。ただ、今はモデルさんの髪を切らせてもらうことが難しいのもありますが、ウィッグはデザインの幅が広げられるところが素晴らしいと思います。

ウィッグの場合、人毛とファイバーがありますが、何体もの作品づくりを行うとなると、人毛ウィッグはとてもお金が掛ります。 僕のようなオーナーは使えるかもしれないけれど、若手のスタッフはデザインの挑戦がし難くなってしまう。

そこで、僕も作品づくりでは、極力、人毛ウィッグを使わないようにしています。


これは、「ゴミ=宝の山」と スタッフから言われている、ウィッグのパーツや切れ端です。

僕は、この山から探したウィッグをパーツをごとに分け、パズル組み合わせるような感じで、「ココにあったらいいよな」とか、「ココにはないほうがいいよな」という感じでデザインを構成していきます。

そして、その中で人毛ウィッグをワンポイントだけ使うのです。

 


中面(右)のスタイルは、上に被せるトップはファイバーのウィッグですが、ネープとサイドには人毛ウィッグの毛束を使うことで、サイドをアイロンでギュッと巻いて形を付けていることが可能になっています。


また、僕が作品づくりをする時は、ショートが多いのですが、ウィッグの可能性を使って、どこまで短い感じを出すことができるかというチャレンジもしています。

これは、Garageの中で「池田X」と言っている技なのですが…(笑) 、表紙のスタイルのサイドのアイデアにつながったりするのです。

このようにウィッグのパーツを使うことで、色も変えられるし、ショートにも見せられるし、上の髪の毛と下の髪の毛の組み合わせでのデザインとか幅が広がるのです。

今回のように大きな撮影でも、小さな撮影でも、僕はヘアカラーも、ヘアチョークも使いながら様々なヘアデザインのアイデアを出すし、衣裳も自分の足で探しながら、絞り出すようにしてひとつの作品を作ります。

お金をかけることも大事ですが、若いスタイリストの人達には色々なアイデアでたくさんのデザインをして欲しいという想いがあるので、自分が実践することで真似がしやすいのではないかと思っています。

作品の性質によって力配分のパーセンテージを変えている

個人的な作品づくりは、いつもはヘアが70%、衣裳が20%、メイクが10%という力配分。

でも、今回は、いただいたテーマの中に、キーワードやファッションのヒントも書かれていたので、あくまでも依頼された「仕事」として取り組みました。 ヘアが30%、衣裳が30%、メイクが30%、残りの10%は、その時の閃きという比率。

ヘアだけではなくて、トータルな世界観としてのセンスをきちんと出していかなくてはいけないと考え、ファションにも力を入れました。


 

オシャレで癒しの要素を持ったモデルをセレクト

今回は、顔や雰囲気がオシャレで、見ていて力が抜けるような、癒されるタイプのモデルさんを選びました。

人によって「オシャレ」の基準は違うと思うのですが、いわゆる赤文字系の雑誌に載っているような女性は皆、メイクをいっぱいして同じように見えるのです。

僕の思うオシャレは少数派の個性的なイメージ。そういった意味で、彼女は何人かいた候補の中では断トツでしたが、撮り終えてみると、リゾート・リラックス・パステルというEARTHLY PARADISEのイメージに、ものすごくカチッとハマった感じがしています。


 

メイクはかなり簡単なイメージしか伝えず、ほとんどスタッフに任せています。今回は、ファンデーションを使っていません。

服を変えるようにちょっと色味を加えるだけで、雰囲気が作れるモデルさんなので、色で遊んでいる感じですね。季節が冬だったら、また色味的を変えるだけでガラッと雰囲気が変わってくるんだろうなと思います。


 

 

>>後編はコチラ

 

 

COVER LOOK BY
YOSHITERU IKEDA_Garage/Rebecca

HAIR/YOSHITERU IKEDA (Garage/Rebecca)
MAKE-UP&FASHION STYLIST/Lie (Garage/Rebecca)
MODEL/SHO FURUYA
PHOTO/TAKUYA OKAMOTO (plus be photo office)
池田 佳照

高津理容美容専門学校を卒業後、3店舗を経て、2009年にGarageを設立。 2015年に2店舗目となるRebeccaをOpen。 メーカー主催のワールドセッションに日本代表として参加経験を持つほか、 全国各地でのセミナー・撮影・コンテストの審査員として活躍。 2011年度、2013年度、2014年度JHAライジングスターオブザイヤーファイナリスト。

 

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梅村 直顕

企画室ディレクター

梅村 直顕

ガモウ関西 企画室 ディレクター。ヘアサロンからメーカー、社内広報物のWEBとグラフィックのディレクション・デザインに従事。

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