GAMO KANSAI WEB MAGAZINE

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ガモウニュースVol.78の撮影の舞台裏☆ THE REMMY イセキ リエさん

Editor

梅村 直顕
梅村 直顕

2016.10.25 Tue

GAMO NEWS Vol.78、お手元に届き始めていますでしょうか。
今号のテーマは、「Spontaneous(スポンテニアス)」

カバー&グラビアページの撮影を手がけられたのは、THE REMMYのイセキ リエさんです。
それでは、ちょっと異空間な雰囲気のメイキング風景とインタビューをお楽しみください!


THE REMMYイセキリエさんがイメージする「Spontaneous」とは


私は、クリエイティブな作品を作る時、サロンワークでやっていることに+(プラス)違うものを入れるようにしています。
Spontaneousとは、常識にとらわれず、自由なコーディネートを楽しむスタイルのことですが、
今回は、昔と現代と未来が色々と入っていて、何か人とは違う、違和感があるけど、スッと入ってくるような感じをイメージしました。
写真家のティム・ウォーカーのように、ちょっと不思議な世界観を出すため、光にもこだわっています。




□表紙作品

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□中面の作品(右)


□中面の作品(左)



細かいウェーブに今っぽさをプラス -表紙の作品-


今回、最初に作ったのは表紙のカットです。仕込みの段階でカットとカラーを行っています。
カラーは最初、全部染めようと思ったのですが、動かした時に面白い表情が出ると思い、ポイントカラーでグラデーションにしています。
細かいウェーブは、仕込みでねじっておいたものを解いて作りました。

ウェーブだけで見るとソバージュのような古臭い感じに見えてしまうので、ヘッドホンをアクセントにして今っぽさを出しています。
このサイズ感のヘッドホンが見つからなかったので、工業用のものに自分でスタッズをつけてスプレーし、手作りました。

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お相撲さんの髷からインスパイア -コンテンツの作品-


お相撲さんの髷(まげ)を作ってみたい!
私は、関取が結うことができる髪型、大銀杏(いいおちょう)の曲線が好きです。
でも、女性が力士の髷を結うことは出来ません。だったら、こういう時にやってみなきゃですよね。

まず、どういう油を使っているのか調べるところから始めました。今回使用しているのは、歌舞伎油といってお相撲さんが使っているのと同じ油です。
結い方はYouTubeにアップされていたのを見て、真似してみました。この油、結構、硬いんです。
プラスチックのコームだと全く馴染まなかったのですが、つげの櫛だと油がすごく馴染んでキレイにまとまり、艶も全然違う。
そういうのってやってみないとわからないものです。グリースでも1回試してみたのですが全くダメで、昔の人は凄いなと思いました。

実際にこういう人が街を歩いていてもいいなと思って、コスチュームはあえて西洋風にしています。


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フェイクファーを使ったヘアデザイン -中面の作品-


子どものようにも、お人形のようにも、ツィギーのようにも見える、モデルさん。
昔っぽさ、今っぽさを通り越したような面白い作品に仕上がりました。

ヘアは、ぬいぐるみなどの素材となるフェイクファーをパーツごとに張り付けています。
リアルに髪の毛やウィッグで作っても良かったのですが、よく見ると「アレ?」っていうほうが面白いかなと思ったのです。
スタイリングは、ワックスだと汚くなってしまうので、水で濡らしながら毛流れを作りました。


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日々のサロンワークから遊び心あるデザインが生まれる


普段使わない素材を使ったり、売っていないものは自分で作ろうというのは、「HEARTS」にいた時からずっとやってきたことです。
私は、山下浩二さんなど上の人の撮影についていたので運が良かったなと思っています。
実際に撮影を始めたのは、スタイリストになってから。
業界誌の撮影やJHAなどのフォトコンテストでは、基本的に地毛やウィッグを使わなくてはならないので、今回のように自由な撮影の時には、異素材を使ったヘアデザインにも挑戦したいと思っていました。
しかし、あくまでも“髪の毛に見えるように”というのが前提です。
普段、サロンワークできちんと毛流れを見てカットしているからこそ、こういう遊びが出来るのだと思います。

また、もうひとつ選定としていることは、その人に“似合うように”ということです。
自分のイメージだけではいかないようにしていて、今回も最初は違うモデルさんをピックアップしていたのですが、急遽変更となったため、彼女に似合うように、全てのイメージを構築し直しました。
女性は、ひとり一人、似合うものが違うので、それを探してあげるのが私達の仕事です。
今回、出来なかったデザインは、頭の中の引き出しで温存しておいて、いつか似合うモデルさんと出会った時にやればいいかなと思っています。

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撮影はサロン内でも積極的に取り組んでいます


THE REMMYでは、サロン内でも撮影は積極的に取り組んでいて、ホームページやDMに載せる作品も自分達で作っています。

私は、もともと上手い人はそんなにはいないと思うので、撮影の数をこなし、自分で売り出していかないことには上手くならないと考えています。
最初は自分なりのパクリでいいと思うので、常に考えていることが大事。
次第に引き出しも増えていき、あれもやりたい、これもやりたいとなると思うので、まずは、やることですね。 やらないと覚えないから。

フォトコンテストは2年目のスタッフから参加させていますが、撮影をやっている子はどんどん上手くなります。
下の子たちの作品は、まだキレイに作りすぎてない感じが私は好きで、“そういう感じ”をいただいてしまう時もありますね(笑)。

当店はまだ2年目なので、今回、アシスタントとして連れてきたスタッフは、私がまだ何をやるか読めないんです。色々なことをやるので。
撮影の現場は教育の場でもあると思うので、現場を面白くして、自由な発想力を伸ばしてあげたいなと思っています。


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COVER LOOK BY
RIE ISEKI_ THE REMMY

HAIR& MAKE-UP/ RIE ISEKI(THE REMMY)
FASHION STYLIST/SAORI ITO
PHOTO / SOHEI YANAOKA
MODEL / CATHERINE


イセキ リエ

1977年5月12日生まれ。愛媛県出身。NRB日本理容美容専門学校 通信科卒業。大阪のサロン2店舗を経て、「HEARTS」に入社。2015年4月に「THE REMMY」をオープン。


<表紙の作品>
Tシャツ(KAKA☆VAKA原宿店 03-6447-0095)/グローブ (OTOE 03-3405-0355)/他スタイリスト私物

<コンテンツの作品>
イヤリング、バングル 大・小共にJUTIQU (PERMANENT MODERN 03-6805-1187) /他スタイリスト私物

<中面の作品>
イヤリングFACILE(PERMANENT MODERN 03-6805-1187)/ブーツタイツ vintage(desperate living 03-6433-5195) /他スタイリスト私物
  
 

Editor

梅村 直顕

企画室ディレクター

梅村 直顕

ガモウ関西 企画室 ディレクター。ヘアサロンからメーカー、社内広報物のWEBとグラフィックのディレクション・デザインに従事。

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