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モデル/「サントニブンノイチ」店員 ゆうたろうさん【Interview】

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梅村 直顕
梅村 直顕

2017.02.09 Thu

服と美容の力で、僕の世界は変わった。

今年1月のテレビ出演をきっかけに〝謎の美少年〞として話題となり、SNSのフォロワー数が1週間で約3万人急上昇した、原宿の古着店『サントニブンノイチ』のカリスマ店員兼モデル、ゆうたろうさん(18)。今後、多方面での活躍が期待されている〝It Boy〞にクローズアップした。


©「Be Star Magazine」/岡本卓也(plus be)


ネガティブの脱却に2つの転機あり

「〝原宿系〞としてメディアに取り上げていただき反響も大きかったので、嬉しい反面、最初は戸惑いもありました。先日、地元の広島に1年ぶりに帰る機会があったのですが、 僕は人見知りが激しくて、人の目も見ることができなかったので、友達やお世話になった方々は皆、『スゴイね』って感心してくれて。やはり地元は温かいなと感じました」

中学2年生の時、集団の環境になじめず不登校に。正規で働くことが難しいため、家にこもり過ごす時期があったという。
そんな彼に訪れた転機は、大阪を拠点とした古着店『サントニブンノイチ』との出会い。姉が広島の限定ショップに連れて行ってくれたことがきっかけだった。

「古着は一点一点が違って、個性的。組み合わせも無限大で、服ってこんなに楽しいんだと衝撃を受けたところから、僕の世界が変わったんです。それまで将来の夢や目標が全くなくて、作文も適当に書いていたのですが、初めて『こういう仕事がしたい!』と自分のやりたいことが見つかったのです」

2つ目の転機は、同時期に学生主催のファッションショーでモデルを務めたこと。

「僕は自分の顔が嫌いで、ずっとマスクをしていたんです。でも、本番前、お姉ちゃんに初めてメイクをしてもらってステージに出たら、観客から『カワイイ』『カッコイイ』と言っても らえて自分に自信がついた。メイクの力が、僕に表舞台に出ていくきっかけを与えてくれました」


「サントニブンノイチ 原宿店」にて


黒髪は二十歳まで守ります!

透明感のある美肌はもちろん、黒髪の脱力系癒しヘアも魅力のゆうたろうさん。初のパーソナルブック『僕だよ。』では、前髪を上げた男前なヘアスタイルも公開。同性のファンから質問されることが多いスタイリングテクニックも紹介している。

「母が美容師なので、実家を離れるまでずっとお任せで髪を切ってもらっていました。中2 の時にマッシュにしてもらい、『わぁ、スゴい』って思ってからベースは変わっていません。でも、ずっと一緒はつまらないし、その時の気分や服装でスタイリングをガラッと変えると新たな自分と出会うことが出来ます。原宿系の人はカラフルなヘアカラーや服を着ている人が多いけれど、僕はカワイイとカッコイイのギャップに自信を持っているのでそこを見てほしいですね。髪はまだ染めたことないのですが、黒髪はどんな服にも合うし、今は逆に個性 的かなって。二十歳までは黒髪を守ろうかなと思っています」

サロンモデルの経験もあり、固定概念を持たず、性別にとらわれないオシャレを楽しむ彼にヘアサロンのイメージを聞いてみた。

「スタイル撮影の現場も女性モデルが多かったですし、まだヘアサロンは〝女性のための場所〞というイメージがあります。最近、10代の男性は髪型にこだわる人が増えてきましたが、大人の男性にももっと楽しんでほしいので、メンズカットのバリエーションを広げてもらえたら嬉しいですね」



JAM MAGAZINE


服を着る楽しさを伝えていきたい

『サントニブンノイチ』は、自分にとって〝家族〞のような存在。ショップ店員と芸能活動の両立は今後も出来る限り、続けていきたいと話す。

 「お店には、『古着を着てみたいけど勇気が出ない』という中高生のお客さんも多く来るので、コーディネートをアドバイスしています。僕も自分に自信がなかったけど、服やメイクに出会って変わることが出来たので、一人の発信者としてオシャレの楽しさを10代の方に伝えていきたい。また、服は誰かと一緒、誰かの真似でいいやという考え方の人も多いと思うので、そこに対して自分らしさ、個性を持つことの提案もしていきたいと思っています」

まだ、演技や音楽の経験はないが、機会があれば若いうちにどんどん挑戦して、自分の可能性を広げていきたいと新たな目標も見据えている。

「まだ18歳なので、先のことは全く想像できないのですが、マイペースで誰に合わせようとかはしない性格なので、好きなことをしながら自分らしく生きていけたらいいな と思います」


『僕だよ。』ゆうたろう著/学研プラス

自身初のパーソナルブック。幅広く自由なファッションから趣味やライフスタイルまでを徹底解剖! 透明肌のヒミツ&脱力系癒しヘアの作り方や、『サントニブンノイチ』との出会いや大切な家族の話など、ゆうたろうさんの“今”を詰め込んだ1冊。

※弊社ではお取り扱いがございません。全国の書店でお求め下さい。

ここからは、本誌には掲載できなかったインタビュー裏話になります。ゆうたろうさんのライフスタイルや服や美容へのこだわりを、少しだけお聞きしました!


―本誌インタビューではお母さんやお姉さんのお話しが出ていましたが、ご家族は仲が良いのですか??

ホント、家族の仲が良いんです。中学生の時も家族で外にご飯を食べに行ったり、ドライブに行っていました。僕、反抗期というものがほとんどなかったんですよ。お母さんのことも大好き過ぎて逆に引かれるぐらいだった(笑)。兄妹は2人の姉と妹が1人いるのですが、子どもの頃は姉たちと遊ぶことが多かったし、服もおさがりを着ていました。だからか、今も女の子と話すほうが楽だし、服も女性もの、男性ものという固定概念がないのかもしれません。今、姉たちは東京に住んでいるので月1で会っています。


―東京の生活にはもう慣れましたか?

今年の2月末から住み始めたので、やっと、少しずつわかるようにはなってきました。でも、電車の乗り換えは難しいし、渋谷はまだマップがないと歩けません。自由に歩けるのは、『サンニブ』のある原宿ぐらいです。実は、大阪も地元の広島も中心地のほんの一部しか知らないんです。いつも狭い行動範囲の中で生きてきたので。今はイベント等で地方へも行く機会が多くなり、一気に世界が広がりました。その土地の美味しいものやホテルも毎回楽しみです。   


―肌のお手入れはされていますか?

スチーマーや美顔器、脱毛器などの美容グッズは一通り揃えたので、自宅にいる時は毎晩きちんとケアをしています。最近は地方へ行くことが多いのですが、小さい美容ローラーは持っていくようにしています。もともと肌が荒れやすいのですが、東京に来たら環境の変化でさらに荒れてしまって。今は美容皮膚科で診てもらい、ようやく落ち着いてきました。でも、まだコンプレックスはあるので、これから良くなっていけたらいいなと思います。


―家で料理はしますか?

僕、自分では何も作らないんです。仕事が終わると遅くなってしまうので、外で食べて帰ろうってなっちゃう。広島にいた時は手伝いレベルでやっていたけど、実家を出てからは、家に冷蔵庫も包丁もないレベル。キッチンはファンの人からいただいたフェイスパックや入浴剤など美容グッズに占拠されています(笑)。


―ファッションの参考にしている人や憧れの人はいますか?

参考にしている方はいないのですが、芸能人でいうとローラさんがめちゃくちゃ好きでインスタグラムを良く見ています。あとは、一番身近にいる『サン二ブ』のオーナーやスタッフ達は、個性がバラバラなので刺激になります。ヘアスタイルだけを見ても面白いし、服も動いていたり、色々な角度から見ることで着こなしの勉強になりますね。


―ゆうたろうさんが思う、オシャレな人とは? 

誰かの真似ではなく、自分らしい着こなしをしている人。自分に合うサイズ感がわかっている人ですね。僕はビックサイズを着ることが多いのですが、体が華奢なほうなので、最初の頃はサイズがデカ過ぎると服に着られてしまうこともありました。でも、着ていくうちに自分なりのサイズ感の合わせ方が分かるようになり、着こなせなかった服もどんどん似合っていくようになりました。失敗を経験することも大事ですね。


―最近ハマっているファッションはありますか?

今までカラフルな服を着ることが多かったのですが、18歳になったので、最近は黒系やブランドの服など幅広く着るようになりました。ブランドにスニーカーやキャップを合わせてカジュアルダウンさせたり、パシッとキメる時は、細みのスラックスや革靴と合わせたりしています。


―パーソナルブック『僕だよ。』では、オール私服で300通りのコーディネートをされたそうですね。

今年の4~5月に一気に撮影を行ったのですが、1日30コーデとかやって、ホントしんどかったです。その他の撮影や収録の仕事の時もスタイリングは全部、自分でやっています。同じコーディネートをしないように意識しているので、家でも毎日20~30分考えて、常にコーディネートを探求しています。スタイリストさんがいないので、いつも荷物が多いのが悩みです。キャリーケースやバッグの中は衣装やメイクポーチ、その他アレコレたくさん入っています。


―クリエイションにも興味はありますか?


僕、絵は壊滅的に苦手なのですが、デザインは今、少しずつやっています。ブランドを立ち上げるまではいかないと思いますが、服や小物などのデザインをやってみたいなという気持ちはあります。


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梅村 直顕

企画室ディレクター

梅村 直顕

ガモウ関西 企画室 ディレクター。ヘアサロンからメーカー、社内広報物のWEBとグラフィックのディレクション・デザインに従事。

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