GAMO KANSAI WEB MAGAZINE

カルチャー

大人女性へのデザイン提案について思うこと

Editor

湖浜善也
湖浜善也

2016.08.09 Tue

今夏、女性モード社から【Ms. Liberty〜おてんばマダム〜】というヘア&ファッションブックが発売されました。
(http://www.j-mode.co.jp/book/?eid=926)



ヘアカタログはこれまでは若いモデルが中心でしたが、60歳以上のミセスの方々が主役。
これは、N.Y.発でブログから始まり写真集や映画にもなった【Advanced Style】が参考になったものかと思われます。
(http://www.advanced.style)

こちらは流石はN.Y.といった、オシャレ超上級者な印象ですが、自分らしいファッションを楽しんでいる姿がイキイキと捉えられていてとても素敵な写真ばかりです。
個人的にはこの写真が1番好きです。 ローズさんという何と100歳のおばあちゃん‼︎

 


( 出典:Advanced Style)

 

年々、歳を重ねていくと保守的になりがちです。 『それは外国の方だから…』『女優さんだから似合うけど…』など、ファッションを楽しむ事に消極的になりがちですが、女性モード社の本〝Ms. Liberty〟は日本人モデルなのでより自分を投影しやすく、新しい価値観が生まれるきっかけになるのではないかと思います。

音楽やファッションなど、イギリスを中心に様々なカルチャーが花開いた1960年代。


’62年にビートルズがデビュー。


美容界ではヴィダル・サッスーンが新デザイン〝ナンシークワン〟を発表し、世界で脚光を浴びたのが’63年。


(出典:vidal sassoon)

 

セット中心だったヘア文化に洗いざらしでもヘアが決まる〝Wash&Go〟という概念をもたらし、ヘアカットで文字通り革命をもたらしました。

ファッションではマリー・クワントやアンドレ・クレージュが〝ミニスカート〟を発表し、ファッション界でも女性を解放したと言われています。
現代以上に貞淑な装いが一般的だった当時、女性がファッションを楽しむ文化を創造しました。
日本に飛び火してミニスカートが発売されたのが’65年だそうです。

’60年代を彩るファッションアイコンといえばこの人、ツイッギーです。


(出典:studio voice)


(出典:www.fanpop.com)

ミニスカートの代名詞とも言えるモデルのツイッギーは、世界中でミニスカートブームの火付け役として大活躍。
’67年には初来日し、数多くの女性達に影響を与えた事でしょう。

注目すべきはその年代です。 今から何と50年も前の出来事なんですね!
新しいファッションに感化された女性達が当時20歳だったとしたら、今では70歳という事になります。
ちなみにツイッギーの近影写真がこちら。


(出典:www.twiggylawson.co.uk)


素敵なミセスになっていますね!
※余談ですが、日本で初めてミニスカートを披露したのは女優の野際陽子さんと言われていますが、彼女は現在80歳だそうです‼︎

今、目の前にいる〝おばあちゃん〟達が、若い頃に時代を先駆けてミニスカートに挑戦していたかもしれない… 。 若い女性が肌を露出する事が今よりもずっと難しかった時代に、率先してファッションを楽しんでいたのかもしれない…


結論。
年齢とともに保守的になっていたとしても、ファッション感度で言うと、〝昭和のおばあちゃん〟と〝平成のおばあちゃん〟とではまるで違うと思われます。
服装のテイストが変わればヘアも変わります。 『白髪が伸びてきたから染める』、『ボリュームが足りなくなってきたからパーマを』、といったメンテナンスが中心の施術だけでなく、より自分をより輝かせるためのクリエイティブな仕事に変わっていくはずです。

恥ずかしがられるかもしれません。 しかし、人をキレイにするだけではなく、その方のオシャレ心を育ててあげる事も美容師さんの仕事かと思います。


素敵な〝おばあちゃん〟達が街に溢れるようになったら本当に素晴らしいですよ、きっと!


Editor

湖浜 善也

湖浜善也

ガモウ関西大阪支社 営業2課主任

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